会長挨拶

第34回日本老年学会総会
会長 鳥羽 研二(東京都健康長寿医療センター 理事長)

 この度2025年6月27日(金)・28日(土)・29日(日)の3日間、幕張メッセおよびTKP東京ベイ幕張ホール(千葉市美浜区)におきまして、「第34回日本老年学会総会」を構成する7つの関連学会と共に開催させていただくことになりました。 
 我が国において2018年には高齢化率が28%を超えましたが、これからは75歳以上の高齢者のみが増加し、2040年には国民の約4人に一人が75歳以上となることが予想されています。このような未曾有の高齢化が進む中、認知症、フレイルなどの課題に包括的に向き合う本邦のリーディングアカデミアとしての学会の複合体である日本老年学会の重要性がますます高まっております。 
 7つの学会が一堂に会する意味は、高齢者の問題が医歯薬看護学、生物学、社会科学などの単一の領域だけでは解決できないことも多く、わが国が超高齢社会となった今、日本老年学会の学際的な活動の重要性はますます高まっていると言えます。
 日本の古くからの言い伝えや経験で、いいケアが笑顔を生む、体を動かすと頭がスッキリする、医食同源、快眠強壮などが、社会学的だけでなく生物、医学的にサイエンスとして提示され、日常の業務に即決で実装するヒントが満載の学会になることを期待しています。
 この精神を「ウイズエイジング/何歳になっても光り輝く」というテーマに込めました。 
 会期中の3日間はご自身の所属学会のみならず、他の関連学会のプログラムにもご参加いただき、合同大会としての良さを実感いただければと存じます。 学会員だけでなく多くの方のご参加をお待ち申し上げます。 

令和6年8月吉日

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